長期投資のメリット

長期投資は、企業への投資です。

長期的には、株価に企業の業績が反映されます。長期投資は企業へ投資する、という株本来の仕組みに近い投資方法になります。

株価は会社の事業成績がもちろん影響しますが、長期の場合は、会社の事業の良し悪しがより反映されやすいです。

短期的には投資家の心理、思惑など、他の要因の影響が比較的大きいです。実際、1日の間に株価は上がったり下がったりしますが、企業としての会社の価値が1日の間で激しく変動しているわけではありません。

長期投資の場合は、会社の企業価値を分析する(ファンダメンタルズ分析)ことが中心となります。このため、好業績が期待できる企業に投資するという、株式投資の本質を押さえることで利益が期待できます。

長期で株を保有している場合は、会社の業績に応じて配当金や株主優待を受け取ることができます。デイトレードのような短期投資には無いメリットです。 (配当を受け取るには権利確定日に株を保有していれば良いので、その日だけ保有することで配当を狙うことも可能です。)

ここでいう時間効率は、投資先を選んだり、売り買いを行ったりする時間(自分が作業する時間)のことです。

長期投資は、数ヵ月から数年の保有を前提とする投資なので、購入時には詳細な検討が必要です。しかし、いったん購入してしまえば、株価の確認は頻繁に確認する必要はありません。

デイトレードの場合は、値動きを素早く察知する必要があるので、チャンスを探すために長時間パソコンの画面を見ることになり、時間がかかります。