厚生労働省平成19年就業形態の多様化に関する総合実態調査結果の概況によると、現在派遣社員で、別の就業形態で働きたい人は51.6%、さらにそのうちの91.9%が正社員で働きたい、という調査が報告されています。
約半数が正社員を望んでいるのは、雇用の需給ミスマッチがかなりある、ということでしょう。規制緩和で派遣業務が自由化されたこと、不況で正社員求人が少ないことなども影響しているでしょう。
一方で、約半数の派遣社員は、現在の働き方に満足とはいかないまでも、納得しているようです。自由な時間が持てる、家庭や趣味との両立、等、派遣社員という形態を上手く利用している人達もいます。
企業側も同様ですね。単に人件費節減という会社も無いわけではないですが、繁忙期閑散期の調節や専門業務対応等、派遣システムを上手に利用している会社もあります。
決められた時間だけ働くというシステム自体は結構良い方式なのでしょう。少なくとも、上手に活用している雇用主や労働者が一定数いることは間違い無いようです。
派遣制度が諸悪の根源のような取り上げ方をされることがあるかもしれませんが、制度そのものではなく、労働者の希望と雇用主の希望のミスマッチが原因なのでしょう。これを解決するのはかなり大変でしょうね。どこに妥協点を見付けるか?という問題になるでしょう。
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