非婚のすすめ
「「非婚」のすすめ (講談社現代新書)」講談社
アマゾン購入感想
ある意味のジョークこの本は面白いです。
ベストセラーになった「年収300万円」よりも独自の視点で丁寧に議論されています。
姿勢はもちろん真剣ですが、ある意味のジョークというかリラックスした意識で書かれていることを感じます。
こういう本を通じて、日本の社会や自分の人生、結婚を考えるのも面白いですよ。
マニュアル本や教科書のようにしか読めない人は、
著者の意見に反発するかも知れません。
読み物として大変おもしろいです。テレビタックルなどによくでているあのおじさんの本。
読み物として大変おもしろい。
180ページというページ量も
「わかって楽しい新書」として適量だろう。
筆者は家族という制度に縛られないで
いまからはシングルで生きてこうよということを提言する。
前半では
家族、ロマンチック・ラブ・イデオロギーなどが人工的なものである
ということを証明する。
それを前提に後半では
筆者の専門である経済学の観点から
税制面、社会保障面でいかにシングルが「お得」かを説いている。
この本が出版されておよそ10年たつ。
今のところ筆者の未来予想図は当たり、未来希望図ははずれている。
未来予想図はシングル志向は強まり、雇用は流動化し
所得格差も拡大するということ。これは的中している。
しかし筆者の未来希望図ともいえる
あとがきに書いているような「ラテンでいこう」という
気楽に、今日のことだけ考えて楽しく生きようなんて思考は
あまり流行らなかった。
その代わりに蔓延したのは「自己責任」という言葉。
日本人はラテン気質になれない体質なのだろうか。
それとも隣の芝生が青いではないが
やはり他人がいい思いしてたら、そりゃ気楽にゃなれないでしょ
ということだろうか?
既婚者に云われたかないぞ本書の欠点は、既婚者である著者が「非婚」をすすめても、説得力を欠く事である。
離婚してから「結婚して後悔した」旨の書籍を上梓するのなら分からなくもないが…。
システムによるドライブこれを書いている時も、テレビでは花婿学校の話題や少子化問題の
ディベートをやっていました。97年に出版されたものの、
今でも十分通用する話題という事でしょう。
制度(システム)が個人の指向性(例えば結婚観)をある一定の
方向に向かわせる可能性についての言及が面白かったです。
自分で自分なりの考えがあると信じて疑わない人たちも、無意識の
うちに考え方に影響を与えているのかなと思うようになりました。
後半の税金の話では、もう少し図式を使って説明してもらいたかった
です。そしたら星4つにしたのですが。
少し迷著っぽいけど、おもしろい! 著者はニュースステーションでもおなじみの人。やや迷著?っぽいけど面白いです。特に70ページの「結婚の効用グラフ」などは、信憑性はともかく一見の価値ありです。なぜ若い人が結婚しないか?ということが科学的(?)に示されています。内容的にも、『パラサイト・シングル』を先取りしていた本です。
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