萌え経済学

「萌え経済学」講談社

アマゾン購入感想

オタク世界の昇華現在は終了したが、「ニュースステーション」等のTV番組で御馴染み、それからミニカーコレクターとして知られる経済アナリスト・森永卓郎氏が昨今の「萌え」ブームについて主観的、及び客観的見地から評価したのがこの本である。
例えばメイドカフェと東京ディズニーランドはRPG(ロール・プレイング・ゲーム)という観点から見れば同じ発想だとか書いており、やや強引な感じも受けなくは無いが、それでもつい読み耽ってしまうのは彼の力量の成せる業か?
それにしても「萌え」をここまで細かく分析した本というのはあまり例が無いので、「萌え」について文化的且つ経済学的に捉えたい向きには最適であろう。ただそれはあくまでも一般人とオタクの中間に存在する層しか理解しないかもしれないけども…。

萌えをベースに、日本経済の将来も考えられます萌えを題材に、エコノミストらしく
経済をベースに解説されています。

ただし、数字を羅列したような、いかにも経済学風の
内容ではなく、経験に基づいた萌えに対する考え方も
描かれています(著者は心底、秋葉原好きに違いない)。

両者のバランスが上手く取れており、
さらっと日本経済の未来図を述べている箇所もあります。

萌えに対する批判めいた論調もなく、
読後感も爽やかで、気持ちよく読める1冊です。

楽しそうに執筆している姿が目に浮かぶ経済学となっていますが、
内容は 「萌え」 ビジネスの一連の成長過程や各萌えビジネスの詳細紹介、
将来性についての言及がなされている本です。

非常に電車の中では読み辛い表紙。
でも、内容は3時間とかからず読みきれる構成なので、
軽く手にとって流し読みするだけでも十分楽しめると思います。
しかもそれだけで、オタクをビジネスといった観点から考える土台を
自分の中に芽生えさせることが出来るかもですね。
良い意味で固定観念を崩してくれると思います。

この本の最も特筆すべきことは、作者自身が 「萌え」 が好きなこと。
メイド系のお店に取材に行った際の体験談や、
秋葉原でのリアルな描写。
「萌え」 こそが社会の主流になっていくという著者自身の主張など、
ちょっと行き過ぎかなって思える部分も結構あります。
ま、そこが面白かったりするんですが・・・

でも、様々なニュースやテレビ番組を見ていると
確かに 「萌え」 を取り上げているものが多いのも現実。
だからこそ、少しこういった分野の知識をつけてみても良いのかなと思いますね。
そんな知識をつけるのに恰好の教材であるこの著書。
一度読んでみてはいかがでしょうか。

自称経済評論家の経済知らずこの人、経済のことわかっていないというのと、
オタク産業に擦り寄ろうという汚さが顔に出ている。
立ち読みしてひどい本だとわかったんで買わなかったけどね。

成長産業は本当に消え失せたの??モリタク先生、チャプター3で「巨大な成長産業は携帯電話が最後で今後はもう出てこない」とおっしゃってますけど果たしてそうですかね?いまの経済は確実に飽和しつつある、と。

そういう文脈で「今後も飽和しないビジネス」は、1)コレクション市場、2)芸術・文化市場、3)恋愛市場ですと。ここはナアルホド〜確かに3つとも一度ハマったらいくらでも金をつぎ込める。

「萌え」はある意味、上記3つのマーケット全てを包摂しているってわけか。でも「萌え」の種類はあまりに複雑・多岐にわたりすぎて黄金のビジネスモデルはなかなか出来難い。

著者自らの萌え経験を踏まえての分析だけにナルホドと思わせる部分も多いのですが、ぶつ切りの連載トピックをまとめて一丁あがりのお手軽本なので「経済学」と銘打つほどのディープなつっこみ感はなく、「モリタク印税稼ぎのためのアキバ最新リポート」な本という読後感。

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