外貨預金のデメリット
手数料や為替変動に注意
外貨預金には、デメリットもあります。 どの金融商品にも言えることですが、メリットとデメリットを知った上で投資するようにしましょう。
為替手数料
日本円を外貨に交換するとき、また外貨を日本円に交換するときには、為替手数料が必要になります。 手数料は金融機関や外貨の種類により異なりますが、片道につき外貨1単位あたり1円のことが多いです。
日本円を外貨に交換し、外貨で預金し、外貨を日本円に交換する場合、往復で2円の為替手数料がかかります。(手数料は銀行により異なります。) このため、利息よりも手数料が多い場合、日本円換算では資産が目減りすることがあります。
なお、形式上は為替手数料ではなく、TTB(対顧客買、銀行が外貨を買う値段)、TTS(対顧客売、銀行が外貨を売る値段)の差となっています。
為替リスク(為替差損)
日本円と外貨の交換レートは固定されておらず、常に変動しています。 2005年9月初めの時点では、1ドル109〜110円前後ですが、1年で10〜15円ぐらい値動きすることも珍しくありません。
外貨購入時の為替レートと比べて、外貨売却時の為替レートが円安の場合は、日本円換算で資産が増えます。(為替差益と呼びます。) 逆に、外貨購入時の為替レートと比べて、外貨売却時の為替レートが円だかの場合は、日本円換算で資産が減ります。(為替差損と呼びます。)
空売りができない
外貨預金では、日本円だけを持っている場合、最初の一手は必ず外貨の買いになってしまいます。 稼ぐ機会をみすみす逃すことがあるかもしれません。
なお、外貨預金ではなく、外貨証拠金取引の場合は、外貨の売りから取引を開始することができます。