夫婦別姓
賛否両論
夫婦別姓のメリットデメリットを列挙しています。 賛否両論がある現状では、2010年国会で法案提出し、可決を目指すのは、拙速な気がします。
夫婦同姓強制
まず制度の確認をしておきましょう。 2009年時点では、婚姻関係にある夫婦は同じ苗字を義務付けられています(夫、妻どちらかの姓に統一)。
選択的夫婦別姓
婚姻関係にある夫婦は、夫の姓に統一、妻の姓に統一という今までの選択肢に加えて、各自が出生時の姓を名乗るという選択が可能になる制度です。 民主党の政策では、「選択的」夫婦別姓が提案されています。
メリット
夫婦別姓のメリットは、以下のものがあげられます。
- 仕事上の姓を変えなくて良い
- 仕事上の姓を変えると、通知の手間がかかります。また姓を変更することで、結婚というプライベートな出来事を他人に知らせることになります。
- 免許証や銀行口座の変更の手間が無い
- 姓を変えるための事務手続き、費用等の無駄を省くことができます。社会保険庁の年金記録漏れ問題でも、旧姓新姓の紐付け失敗が原因のケースがあるようですから、切実な問題です。
デメリット
夫婦別姓のデメリットは、以下のものがあげられます。
- 役所等のシステム変更
- システム変更等で費用が発生すると予測されます。別姓選択者が負担するのは構いませんが、反対している人も費用の一部を負担させられるかもしれません。
- 夫婦であることの確認が大変
- 夫婦別姓を選択した当人だけが不便ならご自由にどうぞ、となりますが、そうもいきません。保育園のお迎え等で苗字の異なる親が行く場合等は、保育士の方の手間が増えることになるかもしれません。
- 子供への影響
- 別姓を選択した親の子供が、そのことで違和感を感じたり、いじめられたりするかもしれません。