不動産は値下がりする
「不動産は値下がりする!―「見極める目」が求められる時代 (中公新書ラクレ 252)」中央公論新社
アマゾン購入感想
「サブプライム前」に書かれたものです。いまの東京の不動産市場を総花的に書いており、かつ「下落」の根拠は「金利の上昇」、
ほぼこれだけ。埋立地に次々と供給される住宅の話にも言及していますが、大前研一氏の
ような、いわゆる下落論者の論調とは異なり、「都心の人口はまだまだ増えるので増加分
を吸収するための新規供給」という考え方。
サブタイトル「見極める目が求められる時代」にあるように、昨今の不動産暴落を煽る
マスコミの論調とは趣を異にする・・・って言うか、いま、この時期に書いてたら全然
内容変わるんじゃないの?とツッコミたくなる書。いまの状況をピッタシ言い当てた!
って感じはありません。
何が言いたいの?ここのレビューを見ていて賛否両論あるが、私には何が言いたいのか全く分からない作品だった。よく不動産(世界)のことをご存知なのは分かるが、つらつら「事実」だけをただただ述べているだけで、脈略もないし、自分の意見も無い。タイトルとの関連も無い。ひたすら退屈な本だった。ここに投稿するのは初めてだが、あまりにひどい作品だったので思わず・・・。愚作だ。
マクロな分析というよりミクロな知識のインプットに役立つかのリクルートの江副氏による不動産論。
これから不動産価格は下落し、金利は上昇するという論を展開していますが、
どうも話が横道に逸れがちで、展開がまとまっていない印象を受けました。
結論的に同意する点も少なくないものの、説明の説得力が全般的に弱いかな?
とはいっても、法改正や開発で不動産の供給は際限なく創出される話をはじめとして
さすが不動産に関する知識は豊富ですし、バブル期の思い出話や裏話は面白かったので、
マクロな分析というよりミクロな知識のインプットに役立つ一冊とはいえるかも。
本書から筆者の主張が見えてこないタイトルに興味を持って買ったが、読み進むにつれて、値下がりするんだか、値上がりするんだかよくわからなくなってきてイライラしてくる。
結局、不動産は上がるのか下がるのかどっちなの?と突っ込みを入れたくなるような内容だった。文章も固すぎて読みづらい。ただ、不動産を取り巻くいろいろなことに触れられているので、知識を得るうえでは参考になる。
「三丁目の夕日」と「シムシティ」が共存する街、東京 東京の開発は平面レベルで見ればGO WESTから都心回帰って流れなんだろうけど、もうひとつは水平方向から垂直方向へのベクトルの転換だ。耐用年数を超えた旧来型ビルが、どんどん超高層ビルに建て替えられていく。なんか古い例えだけど、六本木、丸の内、汐留、品川って街の様変わりぶりはまるでシムシティだ。川本三郎は、東京は変化が早いからこそノスタルジーの感情が芽生えるといったことを語っているけど、まさにそう。だって、二十歳そこそこの若者にしたって、ヘタしたら中学生くらいの子だって、ものごころついた時分の東京と今の風景は全然違ってたりする訳だからさ。「三丁目の夕日」的なノスタルジーが世代を超えた共感を得ながら、一方ではシムシティ並みのドライさでバンバン、スクラップ&ビルドが繰り返されていく街、それが東京である。
それにしても、昨今の再開発ってあまりに“経済合理的”過ぎないだろうか?江副さんの躊躇ない語り口にはかなり違和感を持つんだけど。“土地だけは生産できない”って定説に対して江副さんは「埋め立てや規制緩和(容積率、斜線制限、天空率!)で土地は「生産」されている」って章を立てて、昨今の土地の「生産」ぶりを解説してくれる。でも、それって人にとって経済性の高い土地を生産しているのかもしれないけど、自然や文化にとってどうなの?って別視点で考えたら果たして「生産」って言葉で括っていいのだろうか。人が住める土地を「生産」するために、海や山という自然を殺してたりするわけだよね。「生産」した土地を経済的に「消費」し尽くしたら上書きすりゃいいやって発想もあるだろうけど、その土地に根付いた人々が作り出した文化まで消去しちゃっていいのか?街にはカオスってのも必要だよね?ってどうしても思っちゃう。つーか、単純にシオサイトより烏森口のほうが、丸の内より神田界隈のほうが街として面白いってだけのことなんだけど。
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