注文方法
FX取引入門
FX取引で利用できる主な注文方法を紹介しています。 成行注文、指値注文、IFD注文、OCO注文、IFO注文はほとんどの取引会社で採用しています。 トレーリングストップは一部の会社が採用しています。
成行注文
現在の取引価格で注文を出すことを成行注文と呼びます。 新規取引の場合も決済取引の場合も利用できます。 電話ならオペレータが読み上げた価格で、インターネット取引なら画面上に表示された価格で取引が成立します。
価格は常に変動するので、価格提示から一定時間以内に注文を出す必要があります。 時間を過ぎるとレートが再設定されます。
指値注文
指値注文では、あらかじめ買いたい(売りたい)価格を設定しておき、その価格に達した場合に取引成立となります。 例えば、現在1ドル120円のときに119円で買い注文を出す、などです。 新規取引の場合も決済取引の場合も利用できます。
売買価格を設定する点では指値注文と同じですが 、現在価格より上がったら買う(下がったら売る)、という注文方法を逆指値注文と呼びます。 逆指値は損切りのときによく利用します。
IFD注文
英語でif doneの意味です。 新規注文と決済注文を同時に出し、新規注文が約定したら決済注文が有効になります。 例えば、1ドル120円で新規買い注文と1ドル122円で決済売り注文、などです。 1ドル120円になると買いが成立し、さらにその後122円になると売りが成立します。
OCO注文
英語でone cancels the otherの意味です。 2つの注文を出し、一方が約定したら他方が取消になります。 例えば、1ドル120円で買い注文と1ドル122円で買い注文、などです。 1ドル120円になって買いが成立すると、122円での買い注文はキャンセルされます。
IFO注文
IFD注文とOCO注文の組合せです。 新規の指値注文と決済のOCO注文を同時に出します。 例えば、1ドル120円で買い注文、1ドル119円で売り注文と1ドル122円で売り注文、などです。 1ドル120円になると買いが約定します。 その後119円になれば売りが成立して122円での売りはキャンセルになります。 その後122円になれば売りが成立して119円での売りはキャンセルになります。
トレーリングストップ
現在の価格から一定の所で逆指値取引する注文方法です。 例えば、1ドル120円のとき値幅1円で売り注文、などです。 1ドル122円まで上がれば逆指値も121円に上がります。 あらかじめ売値を指定することでリスクを限定しつつ、値上がりした場合は利益増大が狙えます。
詳細はトレール注文をごらんください。