投資をしないリスク
現金とインフレリスク
投資はリスクがあるのでしない、というかたに。 現金や銀行預金のリスクについて解説しています。
現金のリスク
投資すると元本割れする可能性があるが、現金で持っていれば資産は減ることは無い、と考えるかたもいるかもしれません。 確かに、(空巣やひったくり等の被害を除けば)額面上は減らないでしょう。 しかし、インフレ対策が無い、というリスクがあります。
貨幣の価値は一定ではありません。 例えば石油価格高騰で、ガソリンの値段が上がると、一万円で買えるガソリンの量は減りますね。 これは現金の価値が減ったことと同じです。 このように、インフレになると、同じ一万円でも買える商品は減ります。
さらに、近い将来、消費税率が上がる可能性が高いです。 消費税率が上がれば、実質インフレですから、現金の価値は下がります。
銀行預金のリスク
銀行預金自体は、元本保証で、雀の涙ほどの利息がつきます。 しかしながら、現金同様、インフレリスクには対応できません。 インフレの度合が利息を上回れば、資産価値は下がることになります。
また、銀行の信用リスクもあります。 銀行預金は、預けている銀行が倒産した場合戻って来ません。 経営の安定した銀行に預ける必要があります。 なお、1000万円までは預金保険により保護されるようですが、それをあてにするようではいけませんね。