外貨証拠金取引のデメリット
急激な値動きとロスカットに注意
FXでは、元手以上の取引ができるため、利益も損失も大きくなります。 また、損失が大きくなると、強制的に取引終了となることもあります。
マージンコール
外貨証拠金取引では、損失が元手の一定割合以上になると、保証金の追加か、ポジションの売却かを行わないといけません。 これをマージンコール(追加証拠金、追証)と呼びます。
強制ロスカット
損失が増大し、マージンコールを行わなかった場合、強制的に取引終了となり、損失が確定します。 高レバレッジで運用した場合、マージンコールやロスカットになりやすいです。
視点を変えると、マージンコールやロスカットがあるため、ある程度以上の損失は発生しない、と考えることもできます。 ただ、利益確定でも、損失確定でも、決断は自分で行うのが投資の本来の姿でしょう。
外貨での受け取りができない。
外貨預金は、取引手数料を支払えば外貨現金やトラベラーズチェックに交換できます。 一方、外貨証拠金取引は、実際に外貨を購入しているわけではないので、外貨で受け取ることはできません。(業者によっては外貨受け取りが可能な場合もあります。)
スワップ金利
金利の高い通貨を売却して金利の低い通貨を購入する場合は、スワップ金利を支払わないと行けません。 例えば、2005年9月現在では日本円の金利が低いので、アメリカドルなどの外貨を売って日本円を買った場合、スワップ金利を支払う必要が有ります。
業者の信用リスク
外貨証拠金取引を扱っている業者には、規模の小さいところも多く、倒産する可能性もあります。 2005年7月に金融先物取引法が改正されたので、以前よりは安心ですが、業者の選定は慎重に行ってください。