会社の業績分析

会社の決算書から経営状態を知る。

四季報や、IR(投資家向け情報)を活用して、会社の業績を分析しましょう。

また、企業のニュースにも注意し、今後の業績を予想しましょう。

企業の業績を調べる理由

長期投資の場合、株を買う=業績が上がる(と期待できる)企業への投資なので、 企業の事業成績、経営状態などを調べることが絶対条件になります。 今株価が安いから、とか、株主配当が多いから、というのは、 あくまで副次的要因と考えましょう。

営業利益と経常利益

営業利益とは、売上総利益(粗利)から販売費と一般管理費を差し引いたものです。 販売費は広告宣伝費や販売員の人件費など、 一般管理費は事務経費や管理部門の人件費などです。 営業利益は、会社の本業の成績を反映している、といえます。 粗利が多くても、販売費と一般管理費が多い場合は、 運営に無駄があることになります。

経常利益は、営業利益に、営業外収益・費用を加えたものになります。 営業外収益・費用は、株式や不動産の購入(売却)、社債の発行など、 主に会社の資産の運用成績になります。 経常利益が営業利益より多ければ、資産が多い会社である、といえます。

キャッシュフロー

キャッシュフローとは、その名のとおり、お金の動きです。 ここでいうお金は、現金や短期の債券などの流動性の高いお金を指します。

現金が不足すると、事業そのものは好調であっても、 支払いが行えなかったり、小切手が不渡りになったりして、 会社が倒産する(黒字倒産といいます)こともあります。

安定株主

業績とは直接関係するわけではありません。 しかし、安定株主が多ければ、敵対的買収などの危険も下がるので、 経営が安定化します。 このため、安定株主の多い企業は業績が伸びやすいです。

子会社、関連会社

子会社や関連会社の業績は、本社の業績に影響します。 本社だけでなく、子会社や関連会社の業績も調べておきましょう。

経済ニュース

現在の業績を調べるのももちろん大事ですが、 もっと大事なのは、これから業績が伸びるのか?ということです。

経済関連のニュースには常にアンテナを伸ばしておきましょう。 ○○社が新技術を開発した、○○社が○○社と業務提携した、 など、今後の業績に影響しそうな情報が手に入ります。

また、業種全体の動向も注意しましょう。 個々の企業の経営努力だけでなく、 業種自体が伸びるのか、それとも落ち目なのか、にも影響されます。 実際、ITバブル時代には、IT企業は軒並み株価を上げ、 バブルがはじけると揃って株価を下げました。

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