日経式おとこの家計簿

「日経式おとこの「家計簿」 (スマート家庭経営術)」日本経済新聞社

アマゾン購入感想

家庭のバランスシートなら依田 宣夫さんの本のほうがいいですこの本を読むよりも家庭決算書でかしこく家計を育てる本を呼んだほうがいいと思います。
家庭におけるバランスシートなどですがパソコンで自動作成してくれる家計簿ソフトを使うのが一番ではないでしょうか。
私の使った範囲ではバランスシートを自動作成してくれる家計簿ソフトはMoney Plus Edition 書籍付き版か依田 宣夫さんの家庭決算書でしょうか。
家庭決算書のほうは1年間1260円で使えるのでお手軽だと思います。
今まで家計簿をつけたことが無い人にはお試しとしても良いかもしれません。
それにしてもこの著者はなぜ、いちいち「私(カネコ)」と書くんでしょうか?

アイデア倒れです「現金出納帳」である一般的な家計簿ではダメ。「バランスシート」「損益計算書」である「男の家計簿」を作れ、・・・という主張です。面白いアイデアだな、とは思いましたが、アイデア倒れだと思います。


ご本人は「残増減残」「科目の4マス」という2つの言葉をふりかざして、「どうだ分かりやすいだろう」とご満悦なのですが(本にはわざわざ2つのことばの商標登録証まで掲載されています。読者はそんなものに興味は無いのですがね)、説明が上滑りしてまったく利用価値が分かりません。

簿記3級程度の基礎知識があれば分かる話を、わざわざ意味不明瞭な独自の言葉(「残増減残」と「残減増残」と「科目の4マス」)で説明しようとしているので、大事な前提の説明(※)が抜けてしまっていることに著者は気づいていません。

※資産の項目を増やす場合は「残増減残」で、負債・純資産を増やす場合は「残減増残」である、ということ。さらに、どんな取引が「資産の項目を増やす」のかといった、具体的な科目も示されていません。

簿記の知識がゼロの人が読んだら、この本はかなり意味が分かりにくいと思います。
一方、簿記3級の知識がある人なら、この本は「なぜわざわざ分かりにくい方法でくだくだと説明しているんだ」と思われるでしょう。


さらに、「男の家計簿」の作り方以外の箇所では、家計のやりくりの話に触れていますが、この部分のレベルがきわめて低いです。
ファイナンシャルプランナーの方々が書いている本に劣るのはもちろん、真面目にやりくりをしている家庭であれば当然知っている話しか出てきません(「掛け捨ての保険は単なる費用だ」とか、「住宅・教育・老後を考えろ」とか)。こんなレベルの知識で奥さんと話をしても鼻で笑われてしまいます。


かなりお勧めできません。類書(ファイナンシャルプランナーなど、家計の専門家の書かれたもの)を選択することをお勧めします。

主婦任せにしない家のやり繰り私たちは 家庭の経営者であるべきである。
それも安定した安心の出来る家庭の金銭を今までの家計簿(収入ー費用)の考えではなく
バランスシートの発想を取り入れることにより実践していくとすすめている本。

わかりやすく図表もあり、経理とか金銭とかに無頓着な人にも理解しやすい。
家庭の金銭を納めるもの、仕事も上々に納めるのではないかと感じさせられる。

基本の「残増減残」「残減増減」の考え方だけでも読む価値あり。経営者にも読んで欲しい本。


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